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城島健司:来月渡米 夢のメジャー移籍へ

作者:未知  来源:每日新闻   更新:2005-10-28 5:59:00  点击:  切换到繁體中文

 

ソフトバンクの城島健司捕手(29)がフリーエージェント(FA)申請が可能になった27日、来月初旬にも渡米すると明言した。福岡市内のヤフードームで王貞治監督(65)にFA権行使の意思を伝えた城島は、来週に予定される第2回会談で残留要請を固辞する見込み。渡米の際にはメジャー移籍に備え住環境を調査するとともに、獲得に名乗りを上げているマリナーズなどと現地で接触する可能性が高そうだ。

 恩師と約20分間の会談を終えた城島は、言葉を選びながらメジャー挑戦に前向きな姿勢を示した。FA宣言後の来月7日以降にも渡米するのだ。「メジャーとも交渉できるのがFAの権利。視野を広げるために宣言する」。米国では愛する家族との生活を守るため西海岸を中心に住環境をチェック。さらに獲得が最有力視されるマリナーズや、興味を示しているメッツの関係者とも交渉する予定だ。日米野球で実績を残した日本No・1捕手の行動には、米球団関係者も興味を示すだろう。

 ただ11年間育ててくれた福岡、そしてチームへの恩義と愛着は簡単には捨てられない。FA宣言後、最初に交渉を行うのはソフトバンクだと強調した。「この球団と最初に話をするのが筋だと思う。残ってくれという誠意は十分に伝わってる。金額が高い、安いとかいうレベルの問題ではない」。ソフトバンクは最低でも3年20億円を超える大型契約を用意。その誠意を十分理解しているからこそ王監督との第1回会談で、いきなり“決裂”を伝えることはできなかった。

 GMを兼任する王監督は複雑な表情だ。「(米国行きの)報告を受けるものと思っていたが、本人は決めかねているということだった。われわれとしては一るの望みがつながった」と慰留に努める方針ながら「野球界の先輩としては彼の気持ちは分かる」と付け加えた。02年オフ、巨人・長嶋終身名誉監督が米国行きを希望する松井秀喜外野手(31)の説得に当たったが、最後は松井の決意を察して快く送り出した。今度は「世界の王」が愛弟子を米国に送り出す。

 ≪秋季練習がスタート≫雁の巣球場で秋季練習をスタートさせた。松中、斉藤らの主力も参加した練習の開始前、王監督は31年ぶりの日本一に輝いたロッテを引き合いに出して「勝ったチームと負けたチームではこれだけの差がある。課題を持って個人の技術向上に取り組んでほしい」と険しい表情で話した。30日まで雁の巣で練習した後、11月1日からは宮崎市で若手主体の秋季キャンプを行う。

 ≪杉内 秋季練習でキャッチボール再開も≫21日に左手のひら軟部腫瘤(しゅりゅう=ガングリオン)除去手術を受けた杉内が、30日までの秋季練習中にもキャッチボールを再開することになった。「キャンプ前にキャッチボールはやる。キャンプでは一からやり直しですよ」と杉内。今季終盤のスタミナ切れを反省し「1年間同じように投げられるため、体を追い込みたい」と意欲的に話していた。


 

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