FA宣言したソフトバンクの城島健司捕手(29)が大リーグ球団との交渉のため渡米したことが7日、分かった。22日のソフトバンク球団納会に出席予定のため、10日余りの日程で各球団と交渉を行う。今回の渡米には家族も同行しており、生活環境などもチェックする目的もある。大リーグでは現地時間7日からカリフォルニア州で30球団のGM会議が開かれるため、球団関係者との接触は早くても現地10日すぎになる見込みだ。
本命とされるマリナーズ、ドジャースなどに加えて、パドレスの地元紙サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙は7日付でパ軍も獲得に乗り出すことを報じた。同紙によると、FAとなった正捕手R・ヘルナンデスの代理人が「契約について球団幹部と話をしていない」と話しており、引き留めを行わないという。大塚が城島をメジャー捕手と比べても同等以上と評価していることも紹介するなど、日本人No・1捕手の評価は日増しに高まっている。
今回は3、4球団と交渉の予定だが、それ以上の争奪戦となる可能性もある。城島の夢への挑戦が始まった。