シアトルの地元紙ニューズ・トリビューン(電子版)は11日、大リーグ移籍を希望して渡米し、視察のためシアトルを訪問中の城島健司捕手(29)とマリナーズの合意が近いと報じた。
この報道によると、マリナーズは2年総額800万ドル(約9億4400万円)の契約(3年目は選択権付き)で条件提示したという。
マリナーズは2005年ドラフト1位で南加大のジェフ・クレメント捕手を獲得しており、この有望株がメジャーに定着するまでは、城島に正捕手を任せる方針を持っている、とも伝えた。
一方、別の地元紙ポスト・インテリジェンサー紙(電子版)は、城島側と球団首脳が会食したと伝えたが、代理人の「きょうは交渉ではない。まだ、そんな段階ではない」との談話を紹介している。
城島は今回の米国訪問を生活環境などの調査が目的としており、シアトルに2、3日滞在した後は、複数の都市を訪れる計画で、15日には経過報告の会見をシカゴで行う予定となっている。(共同)