18日付クロアチア各紙は、同日行われたワールドカップ(W杯)の日本-クロアチア戦を前に、試合会場となったニュルンベルクで、日本人サポーターがクロアチア人サポーターから高額で入場券を買い取るケースが相次いだと報じた。
報道によると、あるクロアチア人男性のケースでは、正規価格が1枚35ユーロ(約5100円)の入場券2枚を、日本人に1枚1000ユーロ(約14万6000円)で売ったという。この男性はクロアチアが決勝トーナメントに進むと想定。入場券を売った金で予定より長くドイツに滞在するつもりという。
地元紙はこうしたケースは数百件にも上ると推計。日本人サポーターが1枚2000~3000ユーロでの購入を申し出ているとのうわさもあると報じた。クロアチア人サポーターからは「豊かな日本が相手国でラッキーだった」との声も出ているという。(ザグレブ共同)
毎日新聞 2006年6月19日 10時43分