プロ野球の西武が早大選手側に現金を渡していた問題で、選手本人が供与について一部を知っていたと出身校・専大北上高(岩手県北上市)の元コーチに話していることが分かった。黒沢勝郎校長が14日の会見で明らかにした。
黒沢校長によると、選手は13日午前、高3だった03年当時に野球部副部長兼コーチを務めた教諭(43)に電話連絡。「今まで自分は『全く知らない』と話してきたが、実はいくらか知っていた。大学の調査委員会にうそをつくことは出来ない。正直に話します」と告げたため、教諭も関与を認めることにした。13日午後、黒沢校長に03年秋ごろ、西武側と選手側の合意書にサインしていたことを打ち明けた。【石川宏】
毎日新聞 2007年3月14日 23時56分 (最終更新時間 3月15日 0時25分)