中国「独立阻止」を学校で指導 民族団結教育強化
【北京=野口東秀】中国政府は、「民族団結」「少数民族の独立阻止」を目標にした学校教育を来年から全国で本格的に実施する。今年に発生したチベット族の騒乱やウイグル地域で相次いだ警察などへの襲撃事件を踏まえ、独立に反対する意識を少数民族に植え付けるのが狙いだ。
教育省がこのほど出した「学校での民族団結教育の指導要綱」は、基本原則として「民族団結を増強し、祖国の統一を守り、民族分裂に反対する意識を確固として樹立する」とその目的を掲げ、「正確な祖国観、民族観を培い、『3つの結束』(漢族は少数民族から離れず、少数民族は漢族から離れず、少数民族どうしも離れられない)という教育を行う」と指摘する。
授業は「党と国家による民族政策の優越性」を基本に、小・中学生には年10-12時間、高校生には年8-10時間実施。「民族問題の原因やその状況」「党の民族政策の重要性」などを理解させるのが目的だ。
「民族団結」教育では、史跡などを活用するよう指示も出ており、無料開放されている歴史施設や博物館など「愛国主義教育基地」を参観する教育も今後強化される。
中国学校指导“阻止独立” 强化民族团结教育
中国政府从明年开始将在学校内开展以“民族团结”“阻止少数民族独立”为目标的教育课。今年陆续发生的藏独恐怖活动及维吾尔族袭警骚乱等活动使中国政府迫切要抑制这种少数独立分子的独立意识。
教育局最近出台的“学校民族团结教育指导纲要”以“增强民族团结,维护祖国统一,树立反对民族分裂意识”为基本原则及教育目的,其中指出“培养正确的祖国观,民族观,开展结束三点(汉族从少数民族中分离,少数民族从汉族中分离,少数民族不能被分裂出去)的教育。
课程以“党及国家实施的优越民族政策“为基本,在小中学校年课时为10到12小时,高中生为8到10小时。以理解“民族问题的原因及现状”“党的民族政策的重要性”为目的。
“民族团结”教育中,将会活用一些史迹,免费参观历史设施及博物馆等“爱国主义教育基地”,加强教育。
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