住友信託銀行と中央三井信託銀行が経営統合する方針を固めたことがわかりました。現在、金融庁などと協議を行っていて、まとまりしだい発表する見通しで、資金量では信託銀行で国内首位となります。
関係者によりますと、住友信託と中央三井信託の持株会社「中央三井トラスト・ホールディングス」は、2011年春をメドに株式を交換し、新しい持株会社を設立します。
その上で、持株会社の傘下となる2つの信託銀行が合併する案が有力だということです。
統合比率や役員人事などの詳細はまだ決まっていないということですが、両行の統合が成立すれば、預金量で国内信託首位、銀行グループ全体でも5位におどり出る「メガ信託」が誕生することになります。
法人営業部門に強い住友信託に対し、中央三井は個人営業部門に力を入れており、統合で経営部門をお互いに補完していくことを目指します。
中央三井信託は、2000年に旧中央信託と旧三井信託が合併して発足していますが、当時から住友信託を含めた統合交渉は繰り返し行われてきました。(27日15:46)