ブリヂストンはタイヤの供給を行っているF1レースから、来年のシーズン終了をもって撤退すると発表しました。
ブリヂストンは主にヨーロッパでの知名度向上を狙って、1997年に自動車レースの頂点「F1世界選手権」に本格参戦。
2006年にはフランスのミシュランが撤退したため、唯一のタイヤ供給メーカーとなっていました。
去年には単独でのタイヤ供給の3年契約を結んでいましたが、年間数十億円と巨額の費用がかかるため、来年で切れる契約を更新しないことを決めました。
ブリヂストンは世界的な自動車販売の不振でタイヤの需要が減少したことなどを受け、今年6月の中間決算で最終赤字に転落していて、F1からの撤退によって将来的な製品開発などに経営資源を集中したいとしています。(02日16:59)