三菱重工が小型ジェット旅客機のエンジンについて、2013年にも国内生産の開始を検討していることが分かりました。旅客機用のエンジン生産を日本の企業が行うのは初めてのことです。
生産を検討しているのは、子会社の三菱航空機が受注を行っている、座席数が100席未満のリージョナルジェットと呼ばれる小型旅客機のエンジンで、アメリカのプラット・アンド・ホイットニー社と共同開発している新型のエンジンを、愛知県内の工場で生産する方向で調整しています。
旅客機用のエンジン生産は、アメリカのゼネラル・エレクトリック社など、大手3社が世界シェアの6割を占めており、三菱重工は新興国の市場開拓などでシェアの拡大を狙います。(29日19:00)