パナソニックの今年4月から9月までの連結決算は、最終損益が468億円の赤字で当初の予想から大幅に改善しました。
「経営体質の強化などもあり、営業利益は450億円プラスの1200億円、当期純利益も550億円の改善を見込んでおります」(パナソニック 大坪文雄社長)
パナソニックは、今年9月期の連結最終損益が当初予想した1000億円の赤字から468億円の赤字に改善したと発表しました。
また、あわせて2010年3月期通期の連結決算の業績予想についても上方修正し、最終損益が当初の1950億円の赤字から1400億円の赤字に縮小する見通しを明らかにしました。
パナソニックでは「エコポイント制度の導入効果で国内の薄型テレビや大型冷蔵庫の販売が好調だったことや、コストの削減効果で経営体質が強化されたため」と分析しています。
ただ、年末の動向についてはアメリカやヨーロッパの景気が不透明だと予想していて、本格的な業績回復にはパナソニックがTOBで子会社化を目指している三洋電機とのエネルギー関連事業がカギになると説明しています。(31日00:14)