政府は10日、モンゴルとの経済連携協定(EPA)に署名することを閣議決定した。今夕に安倍晋三首相と訪日中のモンゴルのサイハンビレグ首相が会談し、合意文書に署名する。同EPAは昨年7月に大筋合意し、条文など詳細を詰めてきた。ロシアや中国に隣接するモンゴルとの戦略関係を強化する狙いもある。
モンゴルとしては初めて結ぶEPAとなる。日本からモンゴルへの輸出は2014年に345億円で、現在このうち関税がかからない品目は1%未満。EPA発効後10年をかけて、自動車など貿易額の96%を占める品目の関税をなくす。