パナソニックは10日、2020年の東京五輪向けに開発している製品や技術を公開した。訪日外国人客に応対するための自動翻訳機や、決済機能を搭載したウエアラブル端末などで、東京都内で展示して受注や共同開発などにつなげる。同社は五輪の最上位スポンサーで、東京五輪関連で累計1500億円の売上高を狙う。 自動翻訳機は内蔵マイクに中国語で話しかけると20秒程度で日本語に翻訳する。10カ国語に対応できる機種を開発する方針。施設の入場や買い物などに使えるウエアラブル端末のほか、数万台の監視カメラを使って映像を一括管理する技術などもそろえる。 12~14日に都内の自社施設で展示し、他の企業や五輪関係者に見てもらう。五輪関連事業を担当する井戸正弘役員は「施設の基本的な設計が固まる15年度は勝負の年」と話す。すでに国内外20社程度と五輪関連事業で協業しており、今回の展示会でさらに提携先を増やしたい考えだ。 |
パナソニックが東京五輪向け展示会 自動翻訳機など公開
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