【ワシントン=川合智之】過激派「イスラム国」がヨルダン空軍による空爆で死亡したと主張していた人質の米国人女性のケーラ・ミュラーさん(26)について、オバマ米大統領は10日、死亡を認める声明を発表した。「米国はどんなに時間がかかろうとも、ミュラーさんの拘束と死に責任を負うテロリストに裁きを下す」と強調した。
ミュラーさんはシリア難民の救援活動などに従事してきた。オバマ氏は「イスラム国は憎むべき忌まわしいテロリストだ」と非難した。ただ声明は空爆とミュラーさんの死亡の関係に触れていない。米メディアによると、ミュラーさんの家族が先週末にイスラム国からミュラーさんの死に関するメールを受け取り、米政府が死亡を確認した。