12日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前営業日の10日に比べ12円63銭(0.54%)高い2371円37銭だった。円相場が1ドル=120円台前半と円安方向で推移したのを背景に、日経平均株価が一時300円超上昇。投資家心理が改善し、新興市場の銘柄にも買いが波及した。ただ、投資家の関心が東証1部の銘柄に向きがちなこともあり、新興市場銘柄は上値追いの勢いは乏しかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で464億円、売買高は1億309万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は続伸している。ガーラやガンホー、ファンクリGが上昇。半面、アールビバンやブロメディア、アエリアは下落した。
東証マザーズは反落した。前引けは前営業日比3.04ポイント(0.34%)安い882.07だった。時価総額の大きいミクシィが大きく下落したのが指数を押し下げた。アクロディアやBEENOSも安い。DMPやUBIC、テクノマセマには買いが入った。きょう新規上場したKeePerは、公募・売り出し価格(公開価格、2120円)を1040円(49%)上回る3160円で初値を付けた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕