内閣府が12日発表した2014年12月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整値)が8536億円となり、前月比8.3%増の高い伸びを示した。この結果、10~12月期は前期比0.4%増え、2四半期連続プラスとなった。15年1~3月期も同1.5%増と3四半期連続で増勢を保つと見込んでいる。
内閣府は基調判断を前月の「持ち直しの動きに足踏みがみられる」から「緩やかな持ち直しの動きがみられる」に引き上げた。判断の引き上げは4カ月ぶりとなる。
14年12月は製造業が24.1%増となり、27.8%だった06年6月以来、8年半ぶりの高い伸び率を記録した。非製造業も7.2%増えた。14年暦年は前年比4.0%増で、2年続けて増えた。