日本産業機械工業会(東京・港)が12日発表した2014年の産業機械受注額は、前年比19.3%増の5兆6975億円だった。3年ぶりに前年実績を上回った。内需でボイラー・原動機などが増え、外需では欧米を中心に伸びた。
内需は11.2%増の3兆1720億円だった。プラスは2年連続。ボイラー・原動機のほか、化学機械や鉱山機械も増え、12機種全てで前年を上回った。製造業と非製造業に加え、官公需向けも好調だった。外需は31.4%増の2兆5255億円と、2年ぶりにプラスだった。アジア向けは減ったものの、米国や欧州、ロシア・東欧向けに鉱山機械などが伸びた。
併せて発表した14年12月の産業機械受注額は、前年同月比21.8%増の4828億円だった。プラスは3カ月ぶり。内外需ともに前年同月を上回った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕