防衛省の左藤章副大臣は13日午前、佐賀県庁に山口祥義知事を訪ね、自衛隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの佐賀空港配備について理解を求めた。防衛省は佐賀空港でオスプレイ17機を2019年度から運用する計画で、知事は「(米軍の利用なども含めて)計画の全体像、将来像を明確にしてもらう必要がある」と述べた。
1月の新知事就任後、防衛省の政務三役が知事と会談したのは初めて。副大臣は15年度予算案にオスプレイ5機の購入費を計上したことや、住民の理解を深めるため佐賀空港でデモ飛行を検討していると説明。沖縄で米軍が運用するオスプレイの利用に関しては「移駐はない。訓練時の使用を考えている」と述べた。
左藤副大臣はこの後、佐賀市の秀島敏行市長や佐賀県有明海漁業協同組合の徳永重昭組合長らとも面談した。