横浜地方気象台は14日、神奈川県厚木市で13日に発生した突風は現地調査の結果、竜巻ではなく、「局地的な前線に伴う旋風と推定した」と発表した。
気象台によると、今回の突風は竜巻の特徴である積乱雲を伴っていなかったが、一方で飛散物を巻き上げながら移動する渦の目撃証言が複数あった。被害の発生前後で現場付近の風向きが変わったうえ気温も下がっており、局地的に大気が不安定になったことで、渦を巻く旋風が発生したとみられる。
突風の強さを表す「藤田スケール」はF5~F0のうち最も弱い「F0」と推定した。〔共同〕