東京電力は17日までに、福島第1原子力発電所の敷地で高線量がれきを一時的に保管しているテントの屋根の一部が破損して穴が開いていたと発表した。周辺にあるモニタリングポストの値に変動はないという。強風で破れたとみており、修理方法を検討している。
16日午前、東電社員がパトロール中に屋根の破損を発見した。テントは縦15メートル、横3.6メートルにわたって破れていた。9日の点検では問題なかったという。
テント内のがれきはコンテナに入っていたり、周囲を土のうで覆ったりしているため、放射性物質が飛散する可能性は低いとみている。