19日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比6円36銭(0.27%)高の2383円23銭だった。1月8日に付けた昨年来高値(2377円94銭)を上回って推移している。日経平均株価の上げ幅が一時100円を超えるなど東証1部市場の銘柄が全体的に堅調に推移しており、投資家心理が改善。新興市場にも買いが波及した。「日経平均に比べ出遅れ感が意識されている」(水戸証券の岩崎利昭・投資情報部情報課長)という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で344億円、売買高は1億4743万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は反発した。プロルートやSOLHD、テックファムが上昇。半面、ガーラやオルアバウトは下落した。
東証マザーズは続伸。前引けは前日比5.01ポイント(0.57%)高い879.55だった。ミクシィやフリービット、FFRIが高い。モブキャスやアクロディア、DMPには買いが入った。
きょう新規上場したALBERTは朝方から買い気配が続き、まだ取引が成立していない。気配値は、公募・売り出し価格(公開価格、2800円)を1960円(70%)上回る4760円まで切り上がった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕