菅義偉官房長官は19日の衆院予算委員会で、中東の過激派「イスラム国」による邦人人質事件を巡り、殺害されたとみられる後藤健二さんについて「昨年12月19日だったが、夫人と犯人のやりとりで確かに拘束されていると心証をもった」と語った。
12月3日にイスラム国から夫人にメールを送付された後「その交渉について後藤夫人が民間の専門家に相談して対応してきた」と述べ、メールなどを通じてイスラム国側とやりとりがあったことを明らかにした。菅長官は「それに対し、政府は後藤夫人を警察庁・外務省でサポートしてきた」とも語った。
民主党の岡田克也代表への答弁。