22日午後9時45分ごろ、茨城県鉾田市徳宿の農道脇の畑に男性が倒れていると、119番があった。警察や消防が駆け付けると、近くに住む中国人技能実習生の孫文君さん(33)が胸を切られて倒れており、病院で死亡が確認された。一緒にいた別の中国人技能実習生の男性(32)も肩に切り傷。
付近から血痕が付いた包丁が見つかり、県警は殺人事件として捜査している。
県警によると、けがをした男性は「知人宅から自転車で帰宅する途中、いきなり複数の外国人が切りつけてきて車で逃げた」と話している。この男性が近くの住宅に駆け込み、住人が119番した。
2人は農家に住み込み、農業技術を学んでいた。現場は鹿島臨海鉄道徳宿駅の北東約2キロの畑が広がる地域。〔共同〕