日本フードサービス協会(東京・港)が25日発表した1月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比5.0%減と2カ月連続で前年実績を下回った。落ち込み幅は東日本大震災が起きた2011年3月(10.3%減)に次ぐ水準だった。異物混入問題の影響でファストフードの客数が減少したことが主な要因だ。
業種別ではファストフードの売上高が前年比11.3%減と2カ月連続のマイナスだった。特に日本マクドナルドを含む洋風ファストフードは22.7%減となり、現行の統計で比較できる1995年7月以降で最大の減少幅となった。
パブレストラン・居酒屋の売上高は7.6%減り、客数も6.7%減った。一方でファミリーレストランの売上高は3.0%増と、21カ月連続のプラスだった。メニュー価格の改定などで客単価が上がった。