最終日の500メートルで力走する小平=USAトゥデー・ロイター
スピードスケートの短距離世界一を決める世界スプリント選手権が26日、カナダのカルガリーで最終日の競技が行われ、小平奈緒(30)=相沢病院=が総合優勝を果たした。日本勢の優勝は1987年の黒岩彰以来30年ぶりで、女子では初めて。2001年の三宮恵利子、10年の吉井小百合の2位が最高だった。
小平、2種目で日本新 スピードスケート世界スプリント
同選手権は2日間にわたって500メートルと1000メートルを滑り、総合得点で争われる。小平は25日の初日に2種目で日本記録を更新してともに1位。最終日は500メートルで1位、1000メートルで3位に入り、合計146・390点の世界新記録をマークした。
▼世界スプリント選手権での日本勢メダリスト
1970年 鈴木 恵一 2位
74年 鈴木 正樹 2位
83年 黒岩 彰 1位
86年 黒岩 彰 3位
87年 黒岩 彰 1位
三谷 幸宏 3位
89年 橋本 聖子 3位
91年 黒岩 敏幸 3位
92年 黒岩 敏幸 3位
93年 宮部 保範 2位
清水 宏保 3位
94年 井上 純一 3位
95年 清水 宏保 2位
宮部 保範 3位
96年 清水 宏保 2位
堀井 学 3位
99年 清水 宏保 3位
2000年 清水 宏保 3位
01年 清水 宏保 2位
三宮恵利子 2位
03年 新谷志保美 3位
09年 長島圭一郎 2位
10年 吉井小百合 2位
長島圭一郎 3位
17年 小平 奈緒 1位