中東の過激派組織「イスラム国」が殺害したとする日本人の遺体が写った画像を授業中に見せる事例が各地の学校で相次いだことを受け、文部科学省は4日、適切な内容の補助教材を使用するよう求める通知を、全国の教育委員会などに出した。
通知では(1)学習指導要領などの趣旨に合っている(2)児童生徒の発達段階に即している(3)未確定な事柄を取り上げる場合は特定の見方や考え方に偏らない――などに留意するとした。一方で、指導の効果を高めるため、地域や子供の実態にあった補助教材を有効に活用することが重要とした。〔共同〕