新関西国際空港会社は12日、英調査会社による空港格付けで、格安航空会社(LCC)ターミナルを対象にした部門で関空が世界1位になったと発表した。低いコストや搭乗までの移動距離の短さなどが評価された。
スカイトラックスによる「ワールド・エアポート・アワード2015年版」で選ばれた。この部門は14年版から公表されており、12年10月にLCC専用ターミナルの供用が開始された関空は、今回から対象になった。関空は航空客から預かった荷物を開港以来1件も紛失していないとして、荷物に関する部門でも1位に入った。
調査は約550空港が対象で、航空客のアンケート調査などで評価している。総合ランキングはシンガポール・チャンギ空港が1位、羽田空港が5位、関空は12位だった。
また、発着が予定の15分以内かを示す定時運航率に関する英OAGアビエーション・ワールドワイドの調査で、大阪国際(伊丹)空港は中規模空港で1位になった。