サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ新監督が14日、東京・味の素スタジアムで行われたJ1のFC東京―横浜Mを視察し、0―0で終わった試合後に「次(の代表戦)に向けて、何人か面白い選手がいた。ゴールがなかったのは残念だった」と感想を述べた。
手元のファイルをめくりながら険しい表情でピッチに視線を送り「FC東京のGKは良かった」と、好セーブを連発した権田を評価。ただ、全体的には「選手の意欲や力強さが増せば、もっと質が高くなるはず」と物足りなさも感じたようだ。
27日と31日に控えるチュニジア、ウズベキスタンとの国際親善試合に向け、19日か20日には代表メンバーを発表する。「リストをつくらないと。全部見てこれから考えたい」と、今節のJ1全試合の映像を取り寄せ選手をチェックするという。
権田は「ああいうピンチを止めるのがGKの仕事。日本人なら当然だが、代表に入れればうれしいし、入れなければ悔しい」と思いを語り、不発に終わったFW武藤は「決定機もあったが、ふがいない。次はしっかりアピールしたい」と話した。〔共同〕