オウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で20年となるのを前に、警視庁が当時撮影した未公開の写真などを展示した企画展が警察博物館(東京・中央)で開催されている。5月6日までで入場は無料。
山梨県内にあった教団施設を一斉捜索した際、毒ガスを検知するためにカナリアの入った鳥かごを持つ警察官の姿や、ヘッドギアをつけた信者の子供が保護される様子など、当時の緊迫した状況が収められている。
事件直後の無線の音声記録を聞けるほか、事件後に発足したNBC(核・生物・化学)テロ捜査隊の防護服なども公開している。警視庁は「若い世代にも被害の甚大さを知ってほしい」と話している。