東京電力と中部電力は27日、火力発電・燃料事業の包括提携の一環で4月に折半出資で新設する共同出資会社の社長に、中部電の垣見祐二取締役専務執行役員(62)を充てる人事を固めた。会長には東電の内藤義博取締役(64)を充てる方向で調整している。
垣見氏は燃料畑が長く、米国からのシェールガス輸入決定や石炭調達部門のシンガポール移管を手がけた実績がある。両社は共同調達による燃料コストの削減や国際競争力の強化を目指す。新会社では、新規の燃料調達が当面の主要事業となるため、垣見氏の経験が生かせると判断した。
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