大阪シティ信用金庫がまとめた1~3月期の大阪府内の中小企業景況調査によると、足元の景況感を示す総合業況判断DIはプラス2.9と、2014年10~12月期から3.5ポイント悪化した。悪化は2四半期連続。小売業が3.3ポイント悪化してマイナス15.0になったほか、建設業やサービス業、卸売業も悪化幅が大きい。
DIは「良い」と答えた割合から「悪い」の割合を引いた値。4~6月期の見通しDIは1~3月期比5.8ポイント改善のプラス8.7と5四半期ぶりに景況感が上向く。大企業の業績改善の好影響が中小に波及してくると期待する声が多い。
調査は3月上旬に実施し、1424社が回答した。