日本建設機械工業会が30日発表した2月の建設機械出荷額(補給部品含む総額)は前年同月比1.0%増の1980億円だった。19カ月連続で前年実績を上回った。北米や欧州向けの輸出が増えた。
輸出は4.4%増の1192億円で、8カ月連続のプラスだった。補給部品を除く海外地域別の出荷額は全9地域中4地域で増えた。欧州は18カ月連続、北米は7カ月連続でそれぞれ増加した。機種別では油圧ショベルやトラクターが伸びた。
国内向けは3.8%減の788億円で、3カ月連続のマイナスだった。建設用クレーンやミニショベルの出荷額が増えた一方、主力の油圧ショベルが25.6%減った。
出荷額は日本メーカーが国内の生産拠点から出荷した総額で、海外の生産分は含んでいない。〔日経QUICKニュース(NQN)〕