東京都は1日までに、来年10月に都庁舎(新宿区)の議会棟1階に認可保育所を開設すると発表した。待機児童の解消や女性職員の活躍推進が狙い。舛添要一都知事は「(民間の)事業所内保育所の設置推進のシンボル的な存在になる」と説明した。今年4月から運営事業者を公募する。
定員は0~2歳の48人で、半数は地域枠として新宿区民が利用できる。残り半数は都職員のほか、協定を結んだ近隣企業の従業員も使える。午前7時から最長で午後10時まで開く。看護師が常駐し、突然の体調不良にも対応できるようにする。
4月1日から始まった国の子ども・子育て支援新制度で、事業所内保育所でも一定の条件を満たせば認可施設になれるようになった。保育料は一般の認可保育所と同じになる。