母校の近畿大(大阪府東大阪市)の入学式にゲストとして登場した音楽プロデューサー、つんく♂さん(46)が4日、がんのため声帯の摘出手術を受けたことを明かし、モニターに文字を映し出して「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」と説明した。
入学式のプロデュースを担当したつんく♂さんは式典のフィナーレで登場。モニターの文字で「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんに負けないように、新しい人生を進んでいきます!」とメッセージを発表した。
つんく♂さんは昨年2月に喉頭がんが見つかり、その後「完全寛解した」と発表したが、昨年10月、声帯の検査でがんが見つかったことを公表していた。自身のブログでも4日、昨年10月半ばに手術を受けたことなどを報告した。〔共同〕