経済産業省が13日発表した２月の特定サービス産業動態統計速報によると、調査対象の業種で規模が最大のクレジットカード業の取扱高は、前年同月比7.1％増となった。プラスは39カ月連続。会員数の増加などを背景に、百貨店や総合スーパーを通じた活発な購入が続いた。

対事業所サービス業（10業種）では、インターネット付随サービス業の売上高が13.4％増と最大の伸び率だった。スマートフォン（スマホ）向けのコンテンツ課金などが伸びた。

対個人サービス業（９業種）では、ゴルフ場（45.2％増）の伸び率が最も高かった。昨年２月に記録的な大雪に見舞われ、客足が鈍った反動が生じた。遊園地・テーマパークは32.5％増の447億円で、売上高は２月として最高を記録した。東京ディズニーランド（ＴＤＬ、千葉県浦安市）で開かれた「アナとエルサのフローズンファンタジー」といったイベントなどが寄与した。

半面、室内遊戯のボウリング場とパチンコホールは7.2％減、4.3％減と振るわなかった。ともに11カ月連続で前年実績を下回った。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕