大林組(1802)は14日、2015年3月期の配当を前の期比2円増の年10円(従来予想は据え置きの8円)にすると発表した。不採算案件などが減り、業績が好調なことから株主配分を強化する。
同時に、15年3月期の連結純利益が前の期比29%増の280億円になったと発表した。従来予想は6%増の230億円だった。公共、民間工事の需要が好調で、土木工事を中心に受注単価の引き上げに成功した。円安により、海外で保有する資産で為替差益が発生しことも寄与した。
売上高は10%増の1兆7700億円(従来予想は5%増の1兆7000億円)だった。大型不動産の売却で売り上げが伸びた。
16年3月期の連結業績の見通しは、5月13日の決算で発表する予定。〔日経QUICKニュース(NQN)〕