大阪府警交通捜査課は20日、タクシーを運転中に女性をひいて逃げ、死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した韓国籍のタクシー運転手、黄金出容疑者(79)について、容疑を殺人などに切り替えて改めて送検した。
同課によると、黄容疑者は「車の下に何かあるのは分かったが、人とは思わなかった」と容疑を否認している。
府警は3月31日、同日未明に大阪府豊中市の路上で寝ていた女性(71)をひいて死亡させ、逃走したとして、黄容疑者を逮捕した。
その後の捜査で、黄容疑者は女性をひいた後、いったん降車して車の下を確認してから再発進し、後輪で腰の部分をひいていた経緯が判明。後輪でひかれたのが致命傷になったとみられ、同容疑者の殺意が認められると判断した。