JFEホールディングス(5411)は23日、2018年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。最終年度までに自己資本利益率(ROE)を10%超と15年3月期実績の7.7%から2.3ポイント以上高める。配当性向も現行の25%から25~30%程度に引き上げる。株主配分を高めることを重視する。
中核の鉄鋼事業では、前回の中計よりも1700億円(35%)多い6500億円の設備投資を実施する。製鉄設備の更新などで低質の原料でも生産が可能な体勢を整えてコスト削減を目指す。海外事業でもグループ全体で2000億円を投じて市場開拓を進める。積極的な投資戦略で競争力を高め収益向上につなげる考えだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕