【NQNニューヨーク=大石祥代】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、終値は前日比20ドル42セント(0.1%)高の1万8058ドル69セントだった。米企業業績への期待や原油相場の上昇などを受けて買いが優勢となった。値がさ株のIBMが3%上げダウ平均をけん引した。同日夕発表のマイクロソフト、グーグルなどの決算発表を見極めたいとして、積極的な取引を手控える雰囲気もあり上値はやや重かった。
約4カ月ぶりの高値を付けた原油先物相場の上昇を背景に、シェブロンなどの石油株が上昇。エネルギー関連企業の先行きの業績悪化に歯止めがかかるとの観測が出た。
午前は売りが優勢だった。調査会社マークイットなどが発表した欧州や中国の4月の購買担当者景気指数(PMI)が低下し、世界景気の先行き不透明感から投資家が運用リスクを避ける姿勢をとった。
ハイテク株の比率が高いナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は4日続伸し、2000年3月に付けた高値を約15年1カ月ぶりに更新した。終値は前日比20.892ポイント(0.4%)高の5056.063だった。バイオ関連銘柄が上昇し、指数を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち8業種が上げた。「電気通信サービス」「公益事業」などが上昇。一方、「生活必需品」と「資本財/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6EAE3E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX・サービス」が下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億株(速報値)、ナスダック市場は約18億1000万株(同)だった。