24日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。前場終値は前日比5円22銭(0.20%)高の2569円17銭。前日に付けた約9年ぶりの高値を上回っている。東証1部の主力株が高値警戒感から売りに押され手がけにくいなか、相対的に出遅れ感の強い新興株に資金を振り向ける投資家が増えたもようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で471億円、売買高は7156万株。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20も続伸した。
ガーラやFVC、RSCが上昇した。半面、倉元やテクノスJなどが下落した。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比10.85ポイント(1.18%)高の927.18だった。ACCESSやショーケース、ミクシィなどが買われた。アクロディアやワイヤレスGなどは売られた。
きょうジャスダック市場に新規上場した三機サービスは買い気配で始まり、10時13分に公募・売り出し価格(公開価格、1540円)を37.1%上回る2112円で初値を付けた。前引け時点では2089円。同じくきょうマザーズ市場に新規上場したレントラクスも買い気配で始まり、10時44分に公開価格(1750円)を53.1%上回る2680円で初値を付けた。前引け時点では2900円と一段高になっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕