東海旅客鉄道(JR東海、9022)の柘植康英社長は24日午後、都内で記者会見を開き、山梨県で試験走行中の超電導リニア車両が有人走行の世界最速となる時速603キロメートルを記録したことについて、「今の600キロあたりが上限ではないか」との見方を示した。「営業運転で500キロとする計画に変更はない。厳しい条件でのデータを最適な運営に役立てていく」と述べた。
同日、2015年3月期の新幹線の輸送量は前期比2%増だったと発表した。4月1~23日は3%増だったことについて、「ビジネス、観光の両面で引き続き好調だ」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕