【カトマンズ=共同】ネパール内務省は5日、大地震による同国内の死者数が7557人になったと明らかにした。負傷者は約1万4千人。近隣国を含めた死者数は約7660人となった。
4月25日の地震発生から11日目となり、ネパール政府は生存者救出から被災者支援へと軸足を移している。だが山村地域では集落全体が壊滅的な被害に見舞われている場所もあり、被害の全容は依然不明確なままだ。
一方、地元紙ヒマラヤン・タイムズによると、ネパール政府は15日から学校を再開する方針。だが全国で学校関連施設575棟が全壊、969棟が半壊という被害が出ており、安全な教室の確保が課題となっている。
日本の国際緊急援助隊の医療チームは、死者数が最も多い北東部シンドパルチョーク地区で、手術や人工透析も実施できるテントの設置を4日に完了。住民の診療を実施している。