長江水利委員会はこのほど、連続して会議を開き、長江流域における洪水状況の推移について分析・検討を進め、初期予測の結果、三峡ダムへの流入量は14日前後に毎秒5万立方メートル以上の洪水となるとの判断に達した。新華社のニュースアプリが伝えた。
長江水利委員会は、協議を重ねた結果、長江上流の嘉岷流域で最近連続して大雨が降り、岷江、沱江、嘉陵江、長江上流主流の水位が大幅に上昇することが見込まれると判断。このうち、三峡ダムへの流入量は14日前後に毎秒5万立方メートル以上の洪水となり、20日ごろにはさらに水量が増加すると予想されている。
今後の増水に対処するために、長江水利委員会は、8月11日午後8時に毎秒3万4千立方メートル、翌12日午後4時に毎秒3万6500立方メートルの水を排出するよう調整し、洪水に備えて貯水容量を確保する。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年8月13日