15分でフル充電できるミリ波携帯電話、「5G+VR」による裁判傍聴、腕を振るだけで操作できるAI(人工知能)指揮者など、さまざまな5G応用シーンが展示された2020年世界5G大会が26日、広州市で開幕した。世界の5G分野の科学者と経営者、及び各界の関係者が5G発展のトレンドについて議論を掘り下げ、5G発展経験を共有し、5G発展の大計を共に議論した。人民日報が伝えた。
世界5G大会は世界5G分野の国際的イベントとなっている。今年は広東省人民政府、国家発展改革委員会、科学技術部(省)、工業・情報化部(省)が共催。大会は「5Gでエネルギーを注入、5Gの共有とウィンウィン、By All for All」をテーマとし、オンライン・オフラインを結び付けた形式で開催。5Gをより良く各業界に溶け込ませ、経済回復促進及び民生改善に新たな活力と原動力を注ぎこんだ。
大会では同時に、展示面積約1万2000平方メートルの展示会も開催した。家庭での生活、ヘルスケア・医療、生産・製造、都市管理などの応用シーンをめぐり、実際のシーンを再現した交流・展示空間となっている。
記者の調べによると、今年に入って以来、中国の独立構築5Gネットワークは大規模商用化をひとまず実現しており、中国全土の地級以上都市及び重点県・市をネットワークがカバーしている。10月までに開通した5G基地局は70万基以上で、5G対応端末は253機種、5Gネットワーク接続端末は1億8000万台以上にのぼっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月27日