【NQNニューヨーク=神能淳志】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発した。終値は前日比82ドル08セント(0.5%)高の1万7924ドル06セントだった。前日まで2日続けて下げた反動から、目先の戻りを期待した買いが優勢となった。欧米の国債/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EAE5E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX利回り/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE7E5E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの上昇(価格の下落)が一服したことも米株式の買い安心感につながり、ダウ平均は上げ幅を一時131ドルまで広げた。
欧州では急上昇していたドイツの国債利回りが前日から低下したほか、米10年物国債の利回りも2.20%を下回る水準まで下がった。金利上昇に伴う企業業績への懸念や金融・資本市場/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EBE1E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXを巡る不安が薄らぎ、米株式の買いを誘った。
7日発表した四半期決算/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE3EAE3E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXを受けて、米市場に上場する中国の電子商取引最大手アリババ集団株が大幅高。大株主のヤフー株もつれて上昇するなど、このところ下落基調を強めていたIT(情報技術)関連株がいったん下げ止まったことも投資家心理を改善させ、相場を支えた。
ダウ平均は朝方に下げる場面もあった。日本や中国などアジア株が軒並み下落したほか、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が6日に株価の割高感を指摘したこともあって、米株式相場には売りが先行した。原油先物相場が大幅に下げ、エクソンモービルなど大手石油株が売られたことも相場の重荷となった。