サッカー日本代表でJ1のFC東京に所属するFW武藤嘉紀(22)の今夏の移籍先にドイツ1部リーグのマインツが有力となっていることが12日、関係者の話で分かった。既にクラブ間で交渉が進められているという。
FC東京幹部は同日、「彼の夢やビジョンがある。彼とクラブにとって一番いい形に決めたい」と海外移籍を認める姿勢を示した。日本代表候補合宿を終えた14日以降にFC東京側と本人が話し合う予定。マインツには日本代表のFW岡崎慎司が所属している。
武藤には3月上旬にイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーから獲得オファーが届いたが、移籍先を選択する際には出場機会を重視する考えを示していた。
武藤は昨年、J1新人タイ記録の13点を挙げた。9月に日本代表デビューし、国際Aマッチは11試合出場で1得点。
ドイツのビルト紙は、マインツのハイデル強化部長が武藤獲得に興味を示し、武藤本人はドイツ1部リーグへの移籍を希望していると伝えた。〔共同〕