ディー・エヌ・エー(DeNA)は12日、自動運転車を開発するZMP(東京・文京)と新会社の設立で合意したと発表した。自動運転技術を活用した旅客運送事業のための研究・開発などを手掛ける。新会社の仮称は「ロボットタクシー」で、資本金は7億円。ディーエヌエが66.6%、ZMPが33.4%を出資する。会長にZMPの谷口恒社長、社長にはディーエヌエの中島宏執行役員が就く。
同日午後に15年3月期の決算発表で記者会見したディーエヌエの守安功社長は、提携について「ZMPの固有な自動運転の技術をインターネットでサービス化していく」と説明。同社が得意とするインターネットと距離があるとされてきた自動車やヘルスケアの領域へも、他社との提携を通じ進出していく考えを示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕