噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられている箱根山(神奈川県箱根町)について、県の黒岩祐治知事は16日、火山活動の状況や観光産業への影響を把握するため、箱根町を視察した。
晴天なら大涌谷から蒸気が出る様子が見える約1キロ離れた仙石原地区で、黒岩知事は同町の山口昇士町長や県温泉地学研究所の里村幹夫所長から火山活動の説明を受けた。この日は雨のため大涌谷を望むことはできなかったが、知事は「ゴー」と蒸気が噴出する音が響く中、離れれば音が聞こえなくなるなど影響が限定されていることを確認した。〔共同〕