電気事業連合会(電事連)が18日発表した4月の発受電電力量(速報、10社合計)は、前年同月比1.6%減の666億8072万キロワット時と4カ月連続で前年実績を割り込んだ。前年に比べ4月の気温が高めに推移し、暖房などの需要が減少したことが影響した。
電源別では、火力発電が6.8%減の459億3090万キロワット時だった。火力用の燃料消費量は石炭が383万5287トン、液化天然ガス(LNG)は397万413トン。新エネルギーは6.5%減の2億339万キロワット時だった。一方、原子力発電は19カ月連続でゼロとなった。
電力会社別では、北海道電力(9509)が5.5%減とマイナス幅が最も大きくなった。このほか東京電力(9501)は1.6%減、関西電力(9503)が2.5%減、中部電力(9502)が1.2%減だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕