与野党は21日、参院選挙制度を話し合う検討会を開いた。自民党の溝手顕正参院議員会長は会議後、記者団に、人口の少ない選挙区を統合して「1票の格差」を是正する「合区」について「あり得る」と述べ、容認する姿勢を示唆した。
検討会では、全国を11ブロックに分ける大選挙区制への一本化を提案していた公明党が合区を容認する考えを示した。維新の党や社民党なども合区の導入に柔軟な姿勢をみせた。
大規模な合区を求める民主党は「与党としての責任を果たしていない」と反発。野党からは議長あっせんを求める声も出た。来週改めて検討会を開く。