【NQNニューヨーク=横内理恵】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均はほぼ横ばいで終えた。前日比34セント(0.0%)高の1万8285ドル74セントで終えた。同日発表された米経済指標が強弱まちまちな内容となったこともあり、ダウ平均は前日終値を挟んでもみ合い方向感を欠いた。
朝方発表された週間の米新規失業保険申請件数は市場予想以上に増えたものの、過去4週間の平均が減少した。4月の米中古住宅販売件数は予想に反して減少したが、販売価格は上昇した。5月のフィラデルフィア連銀景気指数は低下したが、4月の米景気先行指標/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6E1E7E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合指数は予想以上に改善した。景気に対する見方を変える内容ではなかったとして、相場の反応は目立たなかった。
25日の祝日(メモリアル・デー)を控え既に休暇に入る市場参加者も目立ち始め動意に乏しかったとの声もあった。
ハイテク株比率が高いナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は小幅に続伸し、同19.051ポイント(0.4%)高の5090.794で終えた。多くの機関投資家が運用の参考指標とするS&P500種株価指数は4.97ポイント(0.2%)高の2130.82と過去最高値を更新して終えた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)では、「エネルギー」や「電気通信サービス」など7業種が上昇。「金融」などが下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億1000万株(速報)。ナスダック市場は約16億4000万株(同)。
薬剤給付管理サービスを手掛けるオムニケアを買収すると発表したドラッグストア/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBEAEAE1E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXのCVSが上昇。オムニケアも上げた。決算で特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った家電量販店のベストバイにも買いが優勢。アナリストが投資判断を「買い」で調査開始したのを受け、アリババも買われた。
ディスカウントストア/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBEAEBE1E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXのダラー・ツリーも高い。決算は大幅減益だったが、同業のファミリー・ダラー・ストアーズ買収に現実味が増したとの受け止めから買いが入った。原油先物相場が上昇したのを受け、エクソンモービルなど石油株も上げた。